「この世は夢みたいなもの。」
「この世は設定されたゲームの世界。」
「この世界はバーチャルだ。」
こんなセリフのでてくる映画はあるので、このような言葉は聞いたことはあるかもしれないですね。
でも、本気で信じて、疑っている人はあまりいないかも。
あなたはどうですか。
藤子・F・不二雄のSF物語に「どことなくなんとなく」という物語があります。去年、ドラマ化されたようで知っている人も多いのでは。
私は知らなかったです。
自分の生きている世界に現実感がない主人公を描いたもので、まさに「この世はバーチャル」です。
この漫画は1975年に掲載されたのですが、その時すでに藤子さんは「この世の理」みたいなものを知っていたのかもしれないと考えると驚きです。
(それが本当のことかはわかりませんけどね・・・)
以下、ほぼネタバレ(Spoilern)だけど・・・
「どことなく・・・、なんとなく・・・。」と呟く主人公。 すでに知っているような、もう体験済みのような世界。
結局、彼の感じていた通りこの世はバーチャルだったのですが、彼が追及しなければ、この世界をただ楽しんでいれば、もっと別のことに意識を向けていれば、ハッピーエンドで人生を終えられたのかも、というのが私の感想です。
自分の意識以外はすべて設定されたもので、自分以外はただの登場人物。
そんなことを考えすぎると、ちょっと気がふれそうで、あまり考えないようにしています。
まあ、私が考えたところで、真実は突き止められませんけれども。
最近よく見ているYouTubeチャンネルのなかで、このバーチャル世界の ”バグ” を見つけたとある人が言っていました。
バーチャルな世界なら何でもありでしょ?だったら自分が思った通りになるのかもしれないとその人は思い、時間内にある条件が満たされるか実験したところ、見事にすべて思った通りになったというのです。
さらに、ずっと同じ景色を見ていたら、一定間隔で同じ景色が繰り返されてるというこの世の バグを見つけてしまったと!
こういう話し好きです。
たまに既視感があるなあと思う瞬間てありませんか? 夢で見たんだっけ?とそれですませていますが、もしかしたらもしかするのかも。
「人間はあまりにもうたがい深く、気弱だった・・・。」
と天の声?宇宙人?のセリフがあります。
私のことか!?
主人公のようになりたくなければ、だまされたふりをして、今を楽しまなくちゃ。