スイスのクマ事情

 

ドイツ語に興味はなくても、スイスには興味ありますか。

ものすごくさっくり言うと、スイスのほとんどの地域はドイツ語です。スイス語だと思っていましたか?

スイスの有名どころの観光地はドイツ語で制覇できます。ざっくりです。

ドイツ語やりませんか?笑

 

 

で、本題ですが、スイスにクマはほとんどいません

正確に言えば、通りすがりのクマが少しはいます。

過去数年間で、ほぼ毎年、単独のオスのクマは目撃されています

その多くはスイス東部 グラウビュンデン州。

私のお気に入りの州です・・・。

 

しかし、数日から数週間滞在するだけで、スイス国内で繁殖に成功したクマはいなく、定住するまでには至っていないと見られています。

スイスへ来たのはいいが、相手が見つからずそのまま他国へ移動していったか、交通事故や、許可のもと駆除されたそうです。

繁殖能力が低いため、スイスでは絶滅種に指定されています。

オスのクマしか目撃されていないということは、繁殖も難しいのでしょう。

 

スイスで初めて熊が撮影されたのは、2005年なんですって。

ついこないだじゃないですか。

ちなみに、スイスの首都ベルン(首都はジュネーブとかチューリッヒではないです)には、クマ公園があります。

やる気のないクマがいまっす!

Bern(ベルン)はBär(熊 ベェァ)に由来しているといわれ、州のシンボルマークも熊が描かれています。

 

こちらのサイトを参考にしました

Bären in der Schweiz KORA

 

https://www.kora.ch/de/arten/baer/verbreitungより

2024年 スイスにおけるクマの分布

C1「裏付けのある情報」

C2「確認済みの情報」

C3「確認できない、真偽不明」

 

この分布のとおり、ほんとうに少ないですね。東スイスに集中しています。

スイスでクマの心配はほぼないということでしょうか。

 

しかし、スイスにはオオカミがいるのですよ。

こちらは繁殖に成功して、群れも形成しています。いくつかの群れも把握されています。

クマの話はほとんど見かけませんが、オオカミの家畜被害の記事はよく見ます。

オオカミを駆除するのか保護するのか、彼らも悩んでいます。

 

クマ VS オオカミ

どっちが強いのでしょうね。クマは群れで行動しないから、やっぱりオオカミかな。

日本でも「モンスターウルフ」があるくらいですからね。

 

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